東京理科大学 オープンキャンパス2022　工学部 工業化学科 模擬講義

Summary

このビデオでは、工学部工業科学の模擬講義が紹介され、有機合成化学の重要性が強調されています。講師は薬学部出身ながら、工学部工業科学科で教鞭をとる教員であり、有機合成化学第一研究室を主宰しています。有機化合物の多様な構造と性質、およびそれらが持つ様々な機能について説明し、有機化学が生命現象や液晶ディスプレイなどの技術にどのように関与するのかを探求。また、有機合成化学がどのように社会のニーズに応え、新薬の開発や環境問題の解決に貢献してきたかについても触れています。

Takeaways

• 👨‍🏫 スクリプトは、工学部の工業科学の模擬講義を紹介しており、教員は工学部の科学系である工業科学科に所属しています。
• 📘 教員は薬学部出身であるが、現在は工学部と共有を行っているという特徴を持ちます。
• 🔬 工学部の工業科学科は、物理、物理化学、有機化学、および分析化学の4つの軸の分野をカバーしています。
• 🧪 12の研究室があり、教員が主催するのは有機合成化学第一研究室で、有機化学系の分野に特化しています。
• 📚 スクリプトでは有機化学の基礎から応用まで、有機分子の作り方や機能の作り出し方について説明しています。
• 🌿 有機化合物は身近にあるものであり、例えば薬や飲料に含まれる様々な化学物質が挙げられます。
• 🍃 有機化合物は炭素を含む物質で、多様な構造を持つことができ、そのために多様な性質を持ちます。
• 🔬 有機化学は、分子の働きや化学反応を理解する学問であり、物質の性質を設計し、機能を作り出すことができます。
• 💊 キニーネの例では、有機合成化学がどのようにマラリア治療薬の開発に寄与したかが示されています。
• 🖥️ 液晶化合物の説明では、有機化学が身近の技術にどのように応用されているかがわかります。
• 🌱 最後に、有機化学は環境問題の解決にも関わり、CO2を太陽光エネルギーに変換する研究などがあると示されています。

Q & A

講義の主なテーマは何ですか？

講義の主なテーマは、有機化学の基礎と応用、有機化合物の役割と重要性、および有機合成化学の進歩とその応用です。

講師はどの学科の教員ですか？

講師は工学部の工業科学科の教員で、有機合成化学第一研究室を主催しています。

講師の出身学部はどこですか？

講師は薬学部出身ですが、現在は工学部と共有して活動しています。

工学部工業科学科の分野はどのように構成されていますか？

工学部工業科学科は物理、物理化学、有機分析化学という4つの軸の分野があり、さらにそれらを組み合わせた5つの経路に分かれています。

有機化合物とは何ですか？

有機化合物とは、炭素を含む化合物のことで、生物の体や薬、食品などに広く存在しています。

有機化学においてはなぜ炭素が重要ですか？

炭素は多様な構造を形成することができ、さまざまな性質を持つ化合物を作ることができるため、有機化学において非常に重要です。

有機合成化学とは何を意味していますか？

有機合成化学とは、有機化合物を人工的に合成する学問であり、人類の需要に応えるために発展してきました。

キニーネという薬はどのような病気の治療に使われますか？

キニーネはマラリアの治療に使われる天然由来の薬で、キナ樹の皮から抽出されます。

液晶ディスプレイの原理を簡潔に説明してください。

液晶ディスプレイは、液晶分子の並び替えによって光を制御し、画像を表示する原理で作られています。電圧の変化に応じて分子が並び変わり、光の通過を制御します。

有機化学が持つ可能性について教師は何と述べていますか？

教師は有機化学が持つ可能性について、物質の性質を設計し、新たな化合物を作り出し、環境問題にも取り組むことができると述べています。

講義の中で触れた有機化学の応用例には何がありますか？

講義の中で触れた有機化学の応用例には、キニーネの合成、液晶化合物の利用、二酸化炭素を太陽光エネルギーに変換する研究などがあります。